メジャーな存在について熱く語っているサイトは山のようにある。
でも、マイナーであっても、自分が大好きで大切に思っていることを語るところにこそ、自分が発信する意味がある。

 

今回取り上げる「PINK」というバンド、同世代でも殆ど知っている人がいない(泣)。
もちろんカラオケにも殆ど入ってないし、語り合える人がいない(涙)。
’80年代で一番好きなバンドで、CDはもう一生の宝物、私の殿堂入りである。

大沢誉志幸のコンサート会場で渡されたチラシの中に、PINKのライブ案内があったのがきっかけで聴くようになった。
メンバーのうちベースの岡野ハジメ、ドラムの矢壁アツノブ、ギターの渋谷ヒデヒロが大沢誉志幸のツアーのサポートメンバーをつとめていたのだ。
この3人に作曲&ヴォーカル担当の福岡ユタカ、キーボードのホッピー神山、そしてパーカッションのスティーブ衛藤が加わった6人がPINKである。
特にベースの岡野ハジメがカッコよくて、来世は男に生まれ変わってベーシストになりたいと思ったくらい。彼は後にL’arc~en~ciel のプロデューサーも務めている。

「無国籍者の浪漫主義」とか「無国籍サウンド」と形容されていたPINKの音楽は、土着的な力強さと繊細な美しさを併せ持った亜細亜的で重厚な音の世界を作り出していた。
福岡ユタカのボーカルがとても力強く、時に雄叫びのように時に呪文のように、摩訶不思議な歌詞を歌い、まるで祭りのような賑やかさもあれば、「何だこりゃ?」というヘンテコさもあれば、永遠を感じさせる美しいバラードもある。
あ~もう言葉で表現するのがもどかしい・・・・!!!

メンバー各自個性が強く、自己主張も衝突も激しそうで、バンドのまとまりとしては全然なかったみたい。
決して一般受けするバンドではなかったが、私は勝手にPINKのサウンドは日本の、いやアジアの宝だと思っている。彼らは登場が早過ぎたのだ。
これから先の時代、こんな強烈な個性のサウンドで日本、韓国、中国他いろいろなアジア系のメンバーがミックスされた実力派バンドが出てきて世界制覇して欲しいと、勝手に妄想が羽ばたく私。

PINKは知らなくても、日立マクセルのCM曲「Keep Your View」は記憶に残っている人がいるかも・・・・
これは映像も印象的で、ピトフの「ヴィドック」という映画はこれのパクリでは・・・という個人的な疑惑あり。