ミステリー・推理&探偵小説
「戻り川心中」連城三紀彦
連城三紀彦の短編集「戻り川心中」は大好きな1冊である。 この短編集には表題作の他に「藤の香」「桔梗の宿」「桐の柩」「白蓮の寺」が収録されており、いずれも大正末期から昭和初期を舞台にした日本的情緒豊かなミステリーで、「花葬 …
明智小五郎&小林少年&怪人二十面相のラブ・トライアングル
小学生の頃にはまったポプラ社の少年探偵シリーズ。 2008年に北村想原作の「K-20 怪人二十面相・伝」が映画化されたタイミングで、ポプラ文庫から復刻版の文庫サイズが出版され、何冊か購入した。 当時の挿絵もそのまま掲載さ …
騙される快感~「ロートレック荘事件」(筒井康隆)
筒井康隆の「ロートレック荘事件」(1990年)を20数年ぶりに再読した。 限定された舞台と登場人物の中で連続殺人が起こるいわゆる「Who done it?」(誰が犯人か?)もの。 以前読んだ時にあまりに衝撃的だったので、 …
最近の本の表紙について思うこと
アートシャーロック・ホームズミステリー・推理&探偵小説本・雑誌・記事江戸川乱歩
最近の本は軽くなったと思う・・・・・ 重量のことではなく、本の表紙のことである。 ↑シャーロック・ホームズものの表紙3種。 左は2012年に新訳で出版されたもので、劇画調のイラストが使われている。 中央は1970年代の創 …