ジェレミー・ブレットの名演で有名な「シャーロック・ホームズの冒険」の放送が始まった。(2021年)
これまでこのシリーズをきちんと見たことがなく、先日初めて「ぶなの木屋敷の怪/The Copper Beeches」を見た。
小学生の時にポプラ社から出ていたホームズシリーズを読んでいて、この話はとても印象に残っていた。
事件の依頼人ヴァイオレット・ハンターは、法外な高給で家庭教師に雇われる必須条件として、ぶなの木屋敷の主人から「髪を切る」ことを求められる。
ドラマを見始めてすぐに気が付いた。今回の事件の依頼人の若い女性を演じている女優がナターシャ・リチャードソンだということに。
美しい・・・この動画を上げてくださった方、ありがとう!!!
彼女を初めて見たのは、ケン・ラッセルの「ゴシック」(1986年イギリス映画)
手前に横たわってるのがナターシャ・リチャードソン。彼女が演じるのは小説「フランケンシュタイン」を書いたメアリー・シェリー。美しくも強烈な変態映画で、暑苦しい異常な登場人物ばかり出てくる中で、彼女の美貌は一服の清涼剤のようでもあった。良くも悪くも忘れられない1本。
彼女がヴァネッサ・レッドグレイブの娘であることも記憶に残っていた。
妹のジョエリー・リーチャドソンはもっとクールな美女で、これまた変態的な「数に溺れて」というピーター・グリーナウェイの映画に出てたっけ・・・・彼女はデビッド・スーシェ「名探偵ポワロ」シリーズの「夢」に出演している。
そしてネットで調べてみて驚いた。不慮の事故で45歳の若さで亡くなっていたことも、彼女がリーアム・ニーソン夫人であったことも全く知らなかった。
ある時期から、私のエンタメに関する知識は止まっている。
ドラマの中ではこういう場面はなかったけれど、いいショットだなぁ・・・・なんとなくホッとする。
麗しきナターシャ・リチャードソンよ、永遠に。合掌。