中原淳一が創刊した女性向けの雑誌「それいゆ」。
これは母が所有していた1959年(昭和34年)発行のもの。
表紙のイラストも掲載のファッション画もすべて中原淳一の描いたもの。
この時代は既製服も少なく、手作りが当たり前だった。雑誌に載っているようなお洒落な洋服を着るには、器用な人は自分で縫うか洋裁店に頼んで仕立ててもらっていたようだ。
体に合わせて仕立てたオーダーメイドのドレス、帽子、手袋・・・・当時の最新ファッションである。
ファッション画の隣のページに、まだ若い石原裕次郎が載っていた。
ご覧のように、女性のモデルさんはスタイル画のようにしっかりポーズを決めているのがお約束。
こちらの男性モデル、どなたかお分かりだろうか・・・・?
菅原文太である。昭和8年生まれなので、この当時26歳。他のソフトな雰囲気の男性モデルと違って、彼だけ硬派なイメージ。
当時最新の車だろう。いすゞ自動車の「世界の女性の愛されるヒルマン ジュビリー」とある。
ルーツ社との提携から生まれた、いすゞ ヒルマンミンクス(1964年式)を見つけた!(外部リンク)>>
この時代の男性のスーツはゆったりしている。髪もポマードでしっかりセット。
女性はオーダーメイドのドレスにハンドバック、手袋、ハイヒールと、とても女性らしい装い。
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